ANAは6月22日、今年の夏以降に受領予定の最新鋭旅客機ボーイング787型機2機に特別塗装を施すと発表した。特別塗装機は今年秋以降、羽田便に使用される見込み。

　特別塗装は同社が同型機を世界で初めて導入することを記念するもので、対象は8月～9月に受領する初号機と2号機。同型機が世界で初めて旅客便として飛行することを訴求しようと、胴体の前半部分に大きく「787」の文字を、胴体後半に藍色の交差するラインを描く。2つのラインは同社の「ネットワーク」とプロダクトサービスブランド「Inspiration of Japan」を表現するものだという。

　同社は同型機を合計55機導入する予定で、本年度中に国際線・国内線での運航開始を目指している。特別塗装機を含む初期の受領機材は当初、羽田発着の国内線に投入する計画もすでに発表している。

　同型機は7月に、国内の空港設備などの検証作業に羽田に初めて飛来するが、機材は通常のANA塗装機になるという。3号機以降の受領機も通常塗装となる。