はとバス(大田区平和島5)は6月18日、埼玉県加須市に避難している福島県双葉町の親子を無料招待して、福島県須賀川市にヒマワリの種をまくバスツアーを実施した。
福島民報社(福島県福島市)による同県内に季節の花を咲かせて県民を勇気づけるプロジェクト「スマイル福島~育てよう笑顔の種~」に同社が賛同し、連携イベントとして企画したもの。
ツアーに参加した21人は同社バスで加須市の避難所を出発。午前中に須賀川市に到着し、現地で地元の学生ボランティア約30人と合流した。全員で、旅館「おとぎの宿・米屋」の敷地を借りて準備した直径約50メートルの円形のスペースに5万粒の種をまき、その後同旅館で昼食と温泉浴を楽しんだ。
ヒマワリの開花は「福島県民の日」である8月21日前後に見頃となり、フラワーアートとして巨大な黄色の笑顔が登場する予定だという。
ツアーに同行した同社広報担当者は「会場には終始和やかな雰囲気の一体感があった。今後も多く人々とともにこの企画を盛り上げたい」と振り返る。「今後、ほかの花でもフラワーアートを作り『福島に笑顔の種』をまくことも計画し、一般が参加できるツアーも組んでいきたい」とも。