羽田空港など国内の4つの国際空港で、東日本大震災の被災地に対して海外から寄せられた支援やメッセージに謝意を伝える絵はがきが配布されている。
日本旅行業協会と政府観光局が実施する「日本からの“ありがとう”キャンペーン」に国際空港の運営会社が協力するもので、絵はがきは天橋立・清水寺・富士山などを撮影した3枚1組。7カ国語の「ありがとう」の言葉と英文で書かれた「また、日本でお会いしましょう」のメッセージも添えられている。各空港から海外に旅立つ旅行者に絵はがきを託し訪問先の人々に渡してもらうことで、「支援への感謝の気持ちと共に日本の元気を伝えていきたい」という。
東京国際空港ターミナル(羽田空港国際線ターミナル)のほか関西国際空港・セントレア中部国際空港・成田国際空港が同活動に参加する。「日本を代表する海外へのゲートウェイである4空港が共同で取り組むことにより、当キャンペーンをPRし海外の人々と日本人の一層の交流促進に寄与したい」と参加空港広報担当者。
絵はがきは4空港合わせて13万セットを用意し、各空港の案内所などで配布する。羽田空港国際線ターミナルでは出国手続きカウンターの手前のデスクなどに置かれている。各空港割り当ての在庫がなくなり次第終了。(取材協力=みんなの空港新聞)