沖縄居酒屋「すなかぎ」(大田区大森北1、TEL 03-3764-8933)が開いている三線教室が人気を集めている。
同店店長の水野スミ代さんは宮古島出身。両親が宮古島で栽培する有機栽培・無農薬の野菜を、塩とこしょうだけで味付けするシンプルな沖縄料理を提供する。
島らっきょ(700円)は味付けに塩しか使わないが、独特の香りが口中に広がる。3日間煮込んで作る豚の角煮「ラフティー」(850円)も「人気の品」だという。地元の生ビール「オリオン」(630円)や泡盛「菊の露」(1,050円~)なども用意する。
「すなかぎ」とは、宮古島の方言で、まだ大人になっていない子どもの持つ素直さ・純粋さを意味する。「童心にかえってワイワイと楽しめるような空間にしたい」(水野さん)とこの名前を選んだ。その名のとおり、隣になった人とすぐに仲良くなれる雰囲気が同店の特徴で、女性の一人客も多い。
三線教室は、定休日の日曜日に不定期で開く。「自分も三線を楽しみたかったし、お客さんからの要望も多かった」(水野さん)ことが開講のきっかけ。講師に三味線演奏家の新正達志さんを迎え、水野さんも受講生と一緒になって掘りごたつに座り、酒などを飲みながら遊び感覚でレッスンに励む。
6月に初めて教室に参加した檜山晴美さんは「以前から興味があり、先生が優しく楽しんでできると聞いて参加することにした。今はまだまだだが、2カ月くらいで教室のみんなに追いつくと思う」と話す。
営業時間は17時~23時。日曜・祝日定休。三線教室の開講日は月によって異なるため同店まで。見学も可能で、三線の貸し出しも行う。レッスンはチケット制で5回10,000円。
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