羽田空港の第1ターミナルビルで2月3日、出発ロビーと展望デッキなどのリニューアル工事が本格的に始まった。
同ビルを管理・運営する日本空港ビルデング(大田区羽田空港3)が1993年に開業した同ビルの本格的な改装に着手し、昨年増築・開業した第2ビル・国際線ビルとのサービスレベルの均質化を図り国際ハブ空港としての同空港の機能性・利便性を高めるもの。
工事の対象は出発系旅客動線エリア(出発ロビー・ゲートラウンシ・旅客コンコース)と屋上展望デッキエリア(6階展望デッキ・7階屋上展望デッキ)。2階・出発ロビーは「地上」をイメージしたアースカラーをベースにしたぬくもりのあるデザインにし、天然光もより多く採り入れる。2階・出発ゲートラウンジは「空」をイメージするブルーをベースにしたクールで機能的な空間に。展望デッキは床を木製にし、保安フェンスも従来よりも展望が望める構造のものに交換する。工事に合わせビル内の旅客誘導サイン・旅客用椅子なども更新するという。総事業費は約70億円。
工事は9月末まで24時間態勢で進められる。現在、同ビルはJAL・スカイマーク・スターフライヤーが使用しており、期間中も空港旅客業務は通常通り行う。