羽田空港国内線ターミナル(大田区羽田空港3)に11月に設置された携帯電話の充電設備「モバイルチャージングステーション」が、航空旅客に人気だ。
同設備はサムスン電子(韓国)が、第1旅客ターミナルの7カ所と第2旅客ターミナルの5カ所に設置した。国内主要3キャリア、ドコモ・au・ソフトバンクの携帯電話(一部のスマートフォンを除く)とサムスン電子製のスマートフォンの充電が可能で、最大で72台の端末に対応できる。同空港ターミナルに一般が自由に利用できる携帯電話のプラグ付きの充電施設が設置されたのは今回が初。
第2ターミナルから大阪・伊丹空港に向かうという都内のビジネスマンは「携帯電話やスマートフォンは出張の必須アイテムだが、バッテリー残量はいつも気にしている。(「チャージングステーション」は)空港での待ち時間に最も欲しかったサービス」と満足そうに携帯電話を充電コードに接続していた。
同サービスの展開を担当したサムスンテレコムジャパンの広報担当者によると、同社が同設備を日本国内の空港に設置するのは羽田が初めて。今後、利用者の反響などを見て、ほかの空港への拡大も検討していきたいという。