ANAが来年1月1日に羽田空港から運航する「ANA2011年元旦初日の出フライト」が、11月25日の販売開始直後に完売した。
同社の旅行商品を販売するANAセールス(港区)が企画・実施する毎年恒例の人気の特別チャーター企画。元旦の未明5時45分ごろに羽田空港を離陸し、富士山付近を約2時間遊覧しながら窓越しに初日の出を迎え、7時50分ごろに同空港に帰着する内容。搭乗者全員に記念証明搭乗書を贈るほか、機内では軽食と飲み物、さらに土産や升酒(持ち帰り用)を提供する予定。国際線機材を使用することからプレミアムエコノミークラス指定のコースも用意する。
料金は窓側の席を含むプレミアムエコノミーシートが7万円(2人分2席)、窓側の席を含まないプレミアムエコノミーシートが4万円(同)。窓側席を含む普通席が6万円(同)、窓側席を含まない普通席が3万円(同)。利用にはANAマイレージクラブへの入会が必要。
同社予約センターによると販売開始日には専用電話回線を用意したが、10時の販売開始時から多くの申し込みを受け付け、約1時間後には完売となったという。同社では関西国際空港出発の便も運航するが、同様に販売直後より高い人気を集めている。
国内他社ではJALが羽田空港と成田空港から運航する同様のチャーター便が販売直後に完売した。スターフライヤーが北九州空港から運航する便は抽選のため、現在、応募を受け付けている(手続きには同社マイレージプログラムへの入会が必要)。