東邦大学医学部が夏休み期間中の8月、同学部大森キャンパス(大田区大森西5)で「小学生・夏の医学校」を開く。
同学習会は、医療・生命科学の向上には小学校高学年からその興味の芽を養うことが重要と考える同学部が、地域の小学生に楽しく人体の仕組みや病院の仕事を知ってもらおうと企画するもの。
学習内容は、初日の午前中に聴診器や血圧計の使用法を学び、救急蘇生法を体験。学生食堂で昼食を取った後、午後には「心臓の働き」「血液の働き」「微生物と人間の関係」の3つのテーマから参加者が選ぶ実験に挑戦する。同学部のドクターらが講師を務める予定。2日目は午前中のみで、同大学医療センター大森病院で病院の仕事を見学し、看護実習を体験する。
同大学の小学生向けの学習教室としては昨年、理学部が理科講座を開催しているが、医学部による「医学校」は今回が初めて。同学部では、「この機会が地域の人々の医療に対する理解を深め、また将来の人材育成の一助となることも期待する」という。
開催日は8月8日・9日。対象は大田区の小学4年生~6年生の親子ペアで、定員は40組。参加は2日間通しのみとなる。参加無料。現在、同大学大森学事部で往復はがきでの応募を受け付けている。