首都高速道路は8月24日、建設中の高速神奈川6号川崎線の殿町から大師ジャンクション間の約2キロ区間を10月20日15時に開通すると発表した。
同区間は羽田空港(大田区)から多摩川を挟んだ対岸の川崎市にあり、開通により同高速道の横羽線と湾岸線が接続。羽田空港周辺や同地域から東京湾アクアライン・房総半島方面へのアクセスが向上する。同社によると、川崎駅から羽田空港までの新ルートの所要時間は約29分となり、一般道利用と比べる13分短縮されるという。周辺道路の慢性的な渋滞緩和にもつながり、大気汚染を緩和するという。
川崎線開通に伴い、通行料金の記念割引も実施する。ETC搭載の普通車の基本通行料金600円が最大で66%割引の200円になる。対象区間は川崎線大師出入口~川崎浮島ジャンクション間。期間は10月20日~2011年3月31日。
開通日の翌10月21日には、羽田空港の新国際線ターミナルと東京モノレール・京浜急行の新駅が開業する。首都高の整備で空港国際化に向けて周辺の地上交通サービスがさらに拡大することになる。