羽田空港の国際線地区(大田区羽田空港2)で建設中の「国際線駐車場ビル」の外壁2カ所に4月21日、「P 国際線」の文字をかたどった巨大な案内サインが設置された。
同ビルは今年10月の供用開始に向けて同地区で建設が進められている6層7段の立体駐車場。国際線旅客ターミナルに隣接し、床面積の合計は約2万坪。約2,300台の車両を収容できる。サインは空港利用者に駐車場の位置を示すために重要な情報で、遠距離からも目視できるよう文字の高さは約2.5メートルもある。
同サインの設計・製作は一級建築士事務所「スズオカ」(大田区西六郷3)が手がけた。同社は同空港では旧国内線ターミナルから現在の国内線ターミナルまで数多くの案内サインを制作しているほか、国内各地の空港のサインも手がけ「空港の大型サインにでは国内シェア100%」(同社)の専門業者。同社担当によると、空港の立体駐車場などの巨大案内サインは「目立たないように目立つ」効果的なデザインと大きさにすることが重要だという。
同地区で一般に見えるような大型の「国際線」の文字が掲げられたのは今回が初めて。
国際線地区で同駐車場ビルと旅客ターミナルの管理・運営を行う東京国際空港ターミナル(千代田区)によると、最終段階の建設工事は順調に進んでおり、7月には予定通り完工を迎えるという。