ANAは羽田空港を出発する対象国内便で3月6日より、東京・亀戸で江戸と下町の食文化を伝える割烹「亀戸升本」(葛飾区)が監修した機内食を提供している。
同社の「プレミアムクラス」の機内食シリーズ「匠味」に、羽田発の新メニューとして加えられたもの。創業1905(明治38)年の同店が今も昔ながらの調理法で提供する「幻の江戸伝統野菜『亀戸大根』」など旬の味覚を、割烹料理風の弁当にまとめた内容。「選び抜いた素材には保存料、合成着色料は一切使用しない。空の上でも伝統の味とのもてなしと心粋を堪能できる」と同店。
対象は羽田発の同クラスで昼食と夕食を提供する便(それぞれ12時~13時の間を30分以上飛行する便と18時~20時の出発便)。提供日はフランス料理の「カストール」(中央区)が監修する洋食メニューと週替わりとなる。
機内食「匠味」は、同社の大阪(伊丹)発便・札幌発便・福岡発便の同クラスでも提供している。現在は、それぞれ京都の「旅亭・嵐月」・苫小牧の「きょうど料理亭・せきはら」・福岡の日本料理店「温坐」が監修した地方の名品を楽しめる。
現在のメニューの提供は5月31日まで。(取材協力=みんなの空港新聞)