羽田空港新D滑走路の一部が海上に出現-見学者は月平均千人超す

空港島沖合に姿を現した新D滑走路桟橋部分 写真提供:東京空港整備事務所

空港島沖合に姿を現した新D滑走路桟橋部分 写真提供:東京空港整備事務所

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 羽田空港で建設中の新D滑走路の桟橋部分の一部が4月中旬、羽田空港島沖合に出現した。

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 同滑走路の建設は、同空港の再拡張工事の一環として国土交通省関東地方整備局東京空港整備事務所(大田区羽田空港3)が管理するもの。2007年3月30日に着工した。

 同空港4本目となるD滑走路(2,500メートル)は空港島沖合海上に建造されるが、約3分の2が埋め立て式で、多摩川河口に近い残りの3分の1が水流に影響を与えない桟橋式となる。

 桟橋部分は、「ジャケット」と呼ばれる橋脚土台を海底に据え付け、その上に滑走路の床面を設置する。4月21日現在、全198基のジャケットのうち22基の据え付けが完了し、滑走路床面の一部が設置された。同工事は現在、滑走路埋め立て部分と連絡誘導路の工事と並行して、昼夜を通した24時間態勢で進められている。

 同事務所は、世界でも珍しい一部桟橋式の滑走路建設を一般公開する目的で、2007年7月に建設現場を見渡す展望台を開設。2008年3月からは、第2・第4日曜に第2旅客ターミナルから無料バスを運行している。同事務所によると、3月末までの8カ月の見学者は月平均で1,000人を超え、アンケートに答えたほぼ全員が再訪を希望したという。

 新滑走路は2010年に供用開始の予定。

羽田空港D滑走路工事の展望台への無料バス運行(羽田経済新聞)
羽田空港国際線ターミナルビルが安全祈願祭-東アジアへのゲートウエーへ(羽田経済新聞)
国土交通省東京空港整備事務所

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