米国の大手航空会社4社は2月16日、羽田空港と米国を結ぶ新路線の開設を米国運輸省に申請したと発表した。
日米の航空当局が昨年12月、2国間の航空自由化協定「オープンスカイ」の締結に合意したことを受け、羽田空港が新滑走路の供用開始に伴い再拡張・国際化する今年10月以降の就航を目指すもの。
申請路線は、アメリカン航空(AA)がニューヨーク・ロサンゼルス、コンチネンタル航空(CO)がニューヨーク(ニューアーク)・グアム、ユナイテッド航空(UA)がサンフランシスコ、デルタ航空(DL)がシアトル・デトロイト・ロサンゼルス・ホノルル。羽田空港の新国際線発着枠では日米それぞれが1日4往復ずつ運航することが合意されているが、米国側では割当枠の2倍以上の路線が申請されたことになる。路線は今後、米国運輸省が決定する。
羽田空港の国際線発着枠については、各国との航空当局の協議が合意し、2国間の発着枠・路線などが決定しているが、航空会社が独自に新規路線の具体的な運航に向けた手続きの発表を行うのは、昨年11月のシンガポール航空の羽田~シンガポール路線開設の表明に次ぐもの。