タクシー会社のANZEN Group(板橋区)は2月6日、都内各地と羽田空港との間で多言語のカスタマーサービスを提供する「バイリンガルタクシー」を開始した。
同社が昨年12月に都内で初めて開始したサービス「羽田空港定額タクシー」に、英語・中国語・スペイン語・韓国語のいずれかを話せるドライバーを配置することで、今年10月の同空港の国際化・再拡張に伴う旅客の多様化に対応する。
料金は、浅草・渋谷・新宿・秋葉原・浅草~羽田空港=6,000円(5時~22時)・8,000円(22時~翌5時)、中野・池袋~羽田空港=8000円・9.000円、吉祥寺~羽田空港=11,000円・13,000円と、「定額タクシー」と同額。利用には48時間前までの予約が必要で、インターネットのみで受け付ける。
新サービスの開始について同社担当者は「羽田の国際線の増便に伴い外国人ビジネスマンや観光客の増加が予想され、同空港と都内各所への移動や成田空港への移動に多言語の顧客サービスの需要があると判断した」と話す。
対応するドライバー50人は現在雇用している約1,700人の社員から募った。「官庁や商社出身者など高い外国語スキルを持つスタッフが多数おり、即戦力にすることができた」とも。今後、同サービスの告知や予約対応の拡充についても展開を進め、将来的にはフランス語・ドイツ語などの言語にも対応する予定だという。
バイリンガルタクシーは同社の「成田空港定額」「東京ディズニーリゾート定額」でも利用できる。