ナムコ(大田区矢口2)は12月18日、「ゆるキャラ」として親しまれている全国の「ご当地マスコットキャラクター」をテーマに企画・開発したオリジナル菓子「ゆるキャラメル」の販売を開始した。
同商品は、全国各地の「ゆるキャラ」をパッケージデザインに使用し、当地の名産品のフレーバーを加えた「ゆるい(柔らかい)食感」(同社)のキャラメル。各地のキャラクターデザインを、版権元の地方公共団体や「ゆるキャラ(ゆるいマスコットキャラクター)」の商標を持つみうらじゅんさんと扶桑社らの協力を得て商品化した。
同日発売した第1弾は「すだちくん」(徳島県、すだち味)、「トリピー」(鳥取県、二十世紀なし味)、「シロモチくん」(三重県津市、いちご大福味)」の3種類。パッケージにそれぞれの「ゆるキャラ」を大きくプリントし、プロフィルや各地の観光情報も掲載。キャラクターシールのおまけも付ける。価格はオープンだが、実勢価格は380円前後(キャラメル13個入り)。
同社は同商品のシリーズ化を目指しており、土産品として地域の魅力を伝えると同時に、パッケージやシールのコレクション性も楽しめるようにしていきたいという。「『ゆるキャラメル』を創造することで地方から日本を元気にしたい」とも。
製造・販売を担当する旭日プロモーション(千葉県佐倉市)によると、現在の販売個所は全国約50の土産物店・雑貨店。成田国際空港や東京駅などの店舗も含まれており、今後も「ご当地商品」として空港やターミナル駅での展開を積極的に進めていきたいという。