羽田空港～浜松町間の東京モノレール10駅の自動改札機に現在、「鳥取すいか」の広告ステッカーが貼られ、空港利用者らの目を引いている。

　JA全農とっとり（鳥取市）が同県産のスイカをPRしようと毎年展開している広告キャンペーンの一環で、今年も出荷の最盛期に合わせた6月中旬～7月中旬の1カ月間掲出するもの。

　ステッカーデザインは、赤と緑でスイカの実と皮をイメージする下地に力強く「鳥取すいか」と書かれたもの。シンプルなデザインとメッセージ、JR東日本グループの同社線でも利用できるICカード「Suica（スイカ）」を連想できることから、多くの人に親しみやすい愛嬌（あいきょう）のある広告に仕上がっている。

　同社担当者によると、スイカの販売促進に向けた首都圏の広告媒体に同駅を選んだのは、旅客総数や利用者の多くが全国の空港利用者である点で、高いPR効果が期待できるという考えからだという。

　農林水産省の統計によると、同県のスイカ生産量は全国4位の2万3,000トン（2007年）。