羽田空港第1旅客ターミナル(大田区羽田空港3)6階のフリースペース・スカイギャラリーで現在、作品展「バリアレス・ハート・ギャラリー in 羽田」が開催されている。
「やさしさ・おもいやり・共に生きる大切さ」をテーマに、普段一般の人の目に触れる機会の少ない障害者が制作した絵画・キルティング・書道などの作品と、プロを含む健常者の作品約70点を併せて展示するもの。障害を持つ人々の心の障壁の解消と相互理解を目指す「バリアレス・ハート構想」を提案するバリアレス・ハート実行委員会が主催。同ターミナルビルを管理運営する日本空港ビルデングが特別協賛する。
実行委員会の奥会長によると、同作品展は、社会の中の物理的な障害を解消する「バリアフリー」の浸透と同様に「バリアレス・ハート構想」を広げていこうと2001年12月、羽田空港で初めて開催した。以来、「いろいろな人々の絵を、より多くの方々に見てもらいたい」という思いから全国各地で展示を続けており、今回が17回目。同空港ビルでは7回目の開催となる。「羽田空港での開催は、多くの多様な人々に作品に接してもらえる素晴らしい機会。今後も(空港の特徴を生かして)活動の幅をさらに広げていきたい」(奥会長)。
入場無料。6月7日まで。