セガ(大田区羽田1)は2月より、同社が開発・運営する3Dインターネットサービス「インターネットアドベンチャー」(iA=アイエー)を通じてゲームやコミュニケーションを楽しむ「iA × Yahoo!ゲーム アイランド」を、ヤフージャパン(港区)と共同で提供している。
「iA」はインターネット上に既存のウェブサイトにひも付いた「アイランド」と呼ばれる3D空間を作り出し、ユーザー同士がその3D空間上でアバターを介したコミュニケーションや独自コンテンツを楽しむもの。セガが昨年3月に開発した。ウェブサイトの情報やコメントの交換などをサイトにシンクロした3D仮想空間で楽しみながら行えることから注目が集まっていた。
「iA × Yahoo!ゲーム アイランド」では、「Yahoo!ゲーム」が提供するさまざまなゲームの世界が「iA」のサービスを通じて3D空間で表現される。プレーヤーがログイン後にブラウザーでウェブサイトを閲覧すると、PCの壁紙上にサイトごとの「アイランド」が表示。ユーザーは自身のアバターを通してほかのアバター(同じウェブサイトの閲覧者)とともに、アイランド内でチャットをしながらゲーム対戦や情報共有ができる。ユーザー交流のためのスペースや仕掛けなども準備し、プレーヤーの対戦待ち合わせや対戦相手の募集なども可能にする。「iAを通じてインターネットユーザーの姿が可視化されることで、インターネットの楽しみ方が大きく広がる」(同社)。
利用には「iA」またはYahoo! JAPAN IDが必要で、ブラウザーに「iAツールバー」をインストールしてログインする。利用無料。同サービス以外のアイランドで「iA」のすべての機能を楽しむには「iA」の正式ユーザー登録が必要。