大田文化の森(大田区中央2)で2月15日、在日チベット人5人をスタッフに招いてチベット家庭料理教室が開かれた。
同イベントは「アジア大好き!体験講座2009冬 チベット家庭料理教室」で、同施設で不定期に開催されるアジア文化紹介の体験講座の一環。チベットの正月「ロサール」に合わせてチベット料理を紹介することを目的に「Tribal Sprits」が主催した。参加者は、区内の20~30代女性を中心に、関西からの参加者や男性を含め計36人。
参加者は「アジア的な自由気ままな雰囲気」(企画者)の中、本格的な調理法のアドバイスを受けながら「モモ」(チベット風蒸ギョーザ)、「テントゥック」(チベット風すいとん)、「カプセ」(チベット風揚げ菓子)、「バター茶」の調理を楽しんだ。講座の最後にはチベット人がチベットオペラ、民謡、ネパールの代表的な歌「レッサンフィリリ」(チベットバージョン)などを披露した。
企画者によると、昨年チベットで起きた争乱の犠牲者を追悼するため今年は世界中でチベットの正月は祝わないことになっているが、今回はチベットの食と文化を紹介するという趣旨で開催したという。「『アジア好き』という共通点を持つ人々とともに、今年も季節ごとに同様の企画を計4~5回開催したい」とも。
次回は5月17日、「2009春ミャンマー・タイ料理教室」の開催を予定。