セガ（本社＝大田区羽田1）は2月6日、2010年に開催される第21回オリンピック冬期競技大会（バンクーバー冬季オリンピック）を題材にしたゲームソフトに関して、同社が全世界における独占販売権を取得したと発表した。

　同社が、国際オリンピック委員会（IOC）の独占的なライセンシーであるInternational Sports Multimedia（ISM、米国）と契約を締結したもので、それにより同社は家庭用据え置きゲーム機・携帯型ゲーム機・PC・携帯電話・業務用ゲーム機などさまざまなゲーム機器向けの同大会公式ゲームを全世界で独占的に販売する権利を得た。公式ゲームには同大会の公式ロゴマークが使用できる。同社のオリンピック大会の公式ゲームソフトの独占販売は、昨年の北京オリンピックに続くもの。

　同社の臼井興胤社長は「2010年開催のバンクーバー冬季オリンピックを題材にしたゲームソフト開発で、再びISMとともに取り組めることに大変興奮を覚えている。エキサイティングなオリンピック競技の数々を楽しんでもらえる公式ゲームソフトを通じて、世界中の人々にワクワクするような体験を届けていく」とコメントする。

　公式ゲームソフトの内容について同社は「スキー・スケート・スノーボードをはじめとするさまざまな競技が登場する」との説明だけにとどめており、詳細は今後順次発表していくとしている。