日本科学未来館(江東区青海2)で9月18日から、「どうなる!? どうなった!? 2016年のノーベル賞」が開催される。
「ノーベル賞発表の瞬間をみんなで迎えよう」 昨年の放送の様子
パネル展示やサイエンス・ミニトーク、インターネットによる番組放送などを行い、受賞者や研究テーマのどういう点が評価されたのかを解説する同イベント。
受賞者発表前は、未来館の化学コミュニケーターが予想する「受賞者にふさわしい人・テーマ」について、発表後は今年の受賞者とその対象となった研究についてパネル展示などで紹介する。10月3日の生理学・医学賞、4日の物理学賞、5日の化学賞の発表日には、「ニコニコ生放送」で発表の瞬間を化学コミュニケーターと一緒に迎えるイベントも実施する。
パネル展示は、今年4月に公開された新展示「ノーベルQ ノーベル賞受賞者たちからの問い」の会場で行う。同会場では、未来館を訪れたノーベル賞受賞者たちの「来館者にいつまでも考え続けてもらいたい問い」をメッセージとして展示する。今年の受賞者の業績の紹介と合わせて見ることで、連綿と続く研究者たちの挑戦や業績の足跡をたどることができるという。
そのほか、笑いとユーモアに満ちたイグノーベル賞にもスポットを当てる。どのような賞なのかを紹介するサイエンス・ミニトーク「笑い、そして考える イグノーベル賞!」や、授賞式の様子を見ながら科学コミュニケーターが受賞内容を解説するニコニコ生放送「誰でもわかる イグノーベル賞の世界」など、ノーベル賞に関する情報をさまざまな角度から学ぶことができる機会となっている。
開館時間は10時~17時。火曜休館。入館料は大人=620円、18歳以下=210円、6歳以下の未就学児は無料。土曜は18歳以下無料。パネル展示は10月31日、サイエンス・ミニトークは10月17日まで。