9 月 20 日に行われた「第1回東京サイクリングサミット」で、同実行委員長を務める谷垣禎一自民党幹事長が、お台場などを自転車特区として自転車交通の環境整備を行う構想を明らかにした。
自転車をベースに東京の都市交通の構造改革を考える同サミットで谷垣幹事長は、持続可能な社会、都市交通改革の主役に自転車を挙げ、自転車交通の環境整備を行う考えを発表。具体例として、2020年の東京オリンピックに向けて整備が始まるお台場等で、「自転車特区のようなものをつくり、自転車レーンやシェアサイクリング等を運用し、自転車新交通システム特区という日本モデルを作ってテストしてみては」と話した。
ニューヨーク市からゲストスピーカーを招くパネルディスカッションでは、過去の都市交通の取り組みから、今後東京が目指すべき自転車交通のあり方について意見が交わされた。谷垣幹事長は「世界の“自転車先進都市”モデルから多くを学び、日本の現状に即した独自モデルをつくり、自転車文化の創造をしてきたい」とも。
「その効果が検証できれば、各都市にもサイズを合わせて導入が可能」とし、「東京などの大都市でのモテデルづくりから、コンパクトシティー化を見据えた地方都市でのモデル展開へと運動を広げていきたい」としている。