8月10日に東京の晴海・豊洲周辺で開催される「東京湾大華火祭」会場周辺の「多機能トイレマップ」が現在、ウェブ上で無料公開されている。
多くの人が集中する会場周辺でも高齢者・障がい者・子育て中の親が安心して観覧できるようにと、ウェブサイト「みんなでつくるユニバーサルデザイントイレマッフ Check A Toilet」を運営するNPOのCheck(世田谷区)が制作。同イベントの晴海・豊洲・日の出会場周辺から最寄り駅までのルート上にある多機能トイレの情報を、大学生・社会人・明治安田生命のボランティアスタッフ約30人らがスマートフォンを活用して地図に落とし込んだ。
同社によると、花火大会・祭り・海水浴場などの野外イベントでは健常者でもトイレを探すことに苦労し、多機能トイレを利用する高齢者・障がい者・子育て中の親にはそれを理由にイベント参加を諦めることが多いという。地図を作成することで幅広い利用者の積極的なイベント参加を支援したい考え。
同社はトイレマップ制作を通じた市民活動支援事業やバリアフリー・ユニバーサルデザインに関する情報収集および情報提供事業などを手掛ける。今回の制作物は大規模イベントのトイレマップの第1弾で、今後も同様の情報の整備と公開を展開していく予定。