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空港内美術館で「大名茶人の名品」企画展-羽田ディスカバリーミュージアム

色鮮やかな仕覆や付属品と共に展示される茶道具「瀬戸肩衝茶入 銘 しののめ」

色鮮やかな仕覆や付属品と共に展示される茶道具「瀬戸肩衝茶入 銘 しののめ」

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 羽田空港第2ターミナル(大田区羽田空港3)本館南側3階にある美術館「ディスカバリーミュージアム」で6月22日より、新企画「永青文庫の茶入展-大名茶人の名品-」が開催される。

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 貴重な茶道具が戦国時代には一つの国に匹敵するほどの価値があるといわれたほど奥深い、「茶の湯」の世界にフォーカスする同展。戦国時代の武将で、「利休七哲」と呼ばれる茶人・千利休の高弟7人の1人でもあった細川忠興(ただおき、三斎)が命銘し、自ら内箱に記した「白いと」と呼ばれる茶入など、細川家伝世の貴重な茶道具を一挙に展示する。

 主要作品は、小堀遠州の美意識を持って選ばれたとされる「瀬戸茶入 銘 初風」、中興名物の一つで2段に張った肩が特徴的な「瀬戸(〆切)茶入 銘〆切」、日本で「唐物茶入」として絶対的な存在だった中国渡来の小壷「南京染付茶入(青花共蓋小壷)」など。

 同館は2010年10月にオープンした国内初の空港内美術館。700年の歴史を持つ細川家の約6000点の美術工芸品と5万点以上の歴史文書を所蔵する「永青文庫」の所蔵品を、従来の美術館の枠を越えたラウンジ風の新しいスタイルで常設展示する。

 開催期間は、前期=6月22日~7月28日、後期=7月31日~9月23日。開館時間は11時~18時30分(土曜・日曜・祝日は10時~)。7月29日・30日は展示入れ替えのため休館。入館無料。

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