羽田空港と都心・浜松町を結ぶ東京モノレール（港区）は6月12日、 旧塗装の「1000形」車両を「ヒストリートレイン」として運行を開始。記念乗車券も販売する。

　「ヒストリートレイン」の運行は、同社が来年に迎える開業50年の記念イベントの一環。同鉄道の運行を支えたこれまでの車両を振り返る企画で、第1弾として「1000形」の1編成に1989年の運用開始当初の塗装を施した。同形の車両は1990年にグッドデザイン賞に選定。2000年に青とオレンジのデザインに変更され、現在も東京モノレールの主力車両として運行されている。

　同社は6月22日、同特別車両の運行開始に合わせ「旧塗装復活 思い出の1000形 ヒストリートレイン 記念乗車券」を発売する。「硬券」の記念乗車券4枚（乗車区間：羽田空港国際線ビル駅～モノレール浜松町駅・天王洲アイル駅・羽田空港第1ビル駅・羽田空港第2ビル駅）と、過去の運行風景や車両に関する情報を記載したオリジナルの記念台紙のセットで、価格は「1000形」にちなみ1,000円。同社が記念乗車券を発売するのは10年ぶり。

　販売は同日9時より羽田空港第2ビル駅北口で行う。郵送による購入も可能で、24日～28日に電話（TEL 03-5470-3829、10時～17時）で予約を受け付ける。