羽田空港(大田区羽田空港3)の旅客案内で4月1日より、タブレット端末iPadが活用されている。
同空港ターミナルを管理運営する日本空港ビルデングが、空港利用者への迅速な情報提供による利便性と安全性を向上しようと、国内線第1・第2旅客ターミナル内の案内所と巡回案内スタッフ(エアポートコンシェルジェ)の業務に導入した。
端末からは電子化された館内パンフレットなどの書類を閲覧でき、その場でフライト情報や商品・店舗情報などが検索可能。案内業務の効率化が図れる。また、迷子の情報や緊急時の空港内情報をスタッフ間で共有できる「館内呼び出し登録システム」と、地震などの緊急時の状況を把握できる「緊急連絡システム」も搭載し、空港利用者に向けて状況に応じたタイムリーな情報を提供することが可能になっている。実際に大型連休中には、端末の活用が迷子の迅速な発見につながったケースもあったという。
「館内呼び出し登録システム」と「緊急連絡システム」は、グループ会社の国際協商、大塚商会、サイボウズの協力・提携により開発された。