国土交通省は8月14日、日本と韓国との航空協議が合意し、2010年の羽田空港の国際線枠拡充後の昼間時間帯に、両国の航空会社がそれぞれ羽田~金浦間に1日6便の定期便を運航させると発表した。
同路線には現在、「定期チャーター便」が1日8便運航しており、年間で160万人の利用実績(昨年度)がある。
同空港は同年10月の再拡張で昼間の発着枠が年間約11万回増え、そのうち3万回を国際線定期便に割り当てる方針が決まっている。昼間の時間帯の国際線割り当てが具体化したのは今回が初めて。
合意ではまた、昼間の1日6便(合計12便)のうち2便(合計4便)を羽田~釜山間に就航可能にするほか、深夜・早朝時間帯に別枠で1日2便まで羽田~韓国内地点間の運航を可能にした。
同省は、同空港再拡張にかかる国際定期便の政府間協議を進めており、今回の発表は先月の深夜時間帯における羽田~マレーシア間の合意に続くもの。今後も新しい発着枠割り当ての具体化に向けて各国との交渉を続ける方針。