東邦大学医学部が「夏の医学校」-小学生が学習体験

救急蘇生法を学ぶ小学生

救急蘇生法を学ぶ小学生

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 東邦大学医学部大森キャンパス(大田区大森西5)が8月8日・9日、「小学生・夏の医学校」を開催した。

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 同イベントは、医療・生命科学の向上には小学校高学年からその興味の芽を養うことが重要と考える同学部が、地域の小学生に楽しく人体の仕組みや病院の仕事を知ってもらおうと企画したもの。これまで理学部・ 薬学部主催で同様の学習会はあったが、同学部による「医学校」は今回が初めて。

 大田区を中心にした小学4年生~6年生の親子ペア40組が2日間にわって参加。同大学の医師・看護士らの指導のもと、初日は自動体外式除細動器(AED)による救急蘇生法や聴診器・血圧計の使用法を学んだほか、「心臓の働き」「血液の働き」「微生物と人間の関係」のテーマから参加者が選んだ実験に挑戦した。2日目は、同大学医療センター大森病院で病院の仕事を見学し、看護実習を体験した。

 参加した小学生は「医学生」として、同大学特製の白衣と医療従事者のIDに見立てた名札を着用。その中の一人は、「(初日の)AEDの扱いが難しかったが、ドクターになれたようでうれしい」と話していた。

 同大学では、同企画の内容をさらに充実させ来年以降も開催していきたいという。「この学習会が地域の人々の医療に対する理解を深め、また将来の人材育成の一助となることを期待する」(同)とも。

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