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未来館に「人型四脚ロボット」登場-乗って遊べる巨大「トイロボット」

KURATASの前で開発の経緯を話す吉崎航さん(左)と倉田光吾郎さん

KURATASの前で開発の経緯を話す吉崎航さん(左)と倉田光吾郎さん

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 台場の日本科学未来館(江東区青海2)に11月28日、搭乗と操縦ができる全高4メートルの巨大「人型四脚ロボット」が登場した。

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 アーティストの倉田光吾郎さんとロボット制御エンジニアの吉崎航さんのコラボレーションによる「水道橋重工プロジェクト」が開発した「KURATAS(クラタス)」。高さ4メートル、重さ4トンのメタル感あふれる重厚なマシンで、時速10キロでの走行や油圧で動く「腕」「指」をコントロールできるコックピットには乗員1人が搭乗できる。同館担当者によると、全高4メートルの操縦可能なロボットは「世界にも類を見ない」という。

 基本コンセプトは軍事や特定の作業を想定しない「乗って遊べるトイロボット」。創作活動を通じてロボットを製作していた倉田さんが「幼少のころに夢見た巨大ロボがなかなか作られないので、自分で作る」と考えたのがプロジェクトのきっかけ。倉田さんが企画・設計・製作を行い、吉崎さんが開発したロボット制御システムを組み込んだ。科学技術だけにとどまらず、アートとトイの親しみや楽しさを感じられる仕上がりになっている。

 12月10日まで同館1階シンボルゾーンに静態展示するほか、12月1日・2日・9日の14時15分・14時25分・16時15分・16時30分からは日時限定で操縦による動作の実演を披露する。時間は10時~17時。鑑賞無料(同館常設展は有料)。12月8日には倉田さんと吉崎さんを招いたトークショーも予定する(定員40人、参加無料)。

 KURATASは同プロジェクトのウェブサイトで販売している。価格は基本システムが135万3,500米ドル(約1億1,100万円)。倉田さんによると、すでに世界各地から問い合わせやオーダーが届いているという。

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