九州全域の官民が一体となって観光産業の拡大を目指す九州観光推進機構は7月31日、羽田空港第1旅客ターミナルで、誘客キャンペーン「九州へ、飛んでけぇ~!」のキックオフイベントを開催した。
九州に就航する14の国内航空会社・各空港ターミナルビル・航空局らと共に実施する大規模な観光PRプロジェクト。福岡県出身のタレント・IKKOさんを「代表兼CA」とするバーチャル航空会社「よかよかエアラインズ」を設定し、「九州の空の観光大使」として多方面にさまざまな情報を発信する。
イベントにはオリジナルデザインの青色のCAのユニホームに身を包んだIKKOさんと同機構会長でJR九州取締役会長の石原進さんらが駆け付け、「九州へ、飛んでけぇ~」とキャンペーンのスタートに向け、キャッチコピーを元気よく宣言した。会場には航空会社14社を代表するCAも登場し華を添えたほか、各県の代表による観光プレゼンテーションでは各地の「ゆるキャラ」も応援に駆け付けた。IKKOさんは「キャビンアテンダントは小さいころの憧れの職業だった。(自分の故郷である九州の観光PRで)よかよかエアラインズの制服をこうして紹介できてうれしい。九州には全国から1日300便が就航する。ぜひ飛行機で訪れてほしい」と羽田空港利用者にアピールした。
空港イベント終了後、「新航空会社」代表のIKKOさんは制服姿のままJAL本社(品川区)とANA本社(港区)に向かい、植木義晴社長と伊東信一郎社長をそれぞれ表敬訪問。和やかな「トップ会談」を通して、キャンペーンのスタートを直接報告し、今後の盛り上げに向けた協力体制を確認した。
同キャンペーンでは九州への往復航空券や九州特産品のプレゼント企画を実施するほか、各地でのイベント開催も予定する。期間は9月1日から来年3月31日まで。