羽田空港内第2旅客ターミナル3階の美術館「ディスカバリーミュージアム」で7月6日より、米アーティストのアレクサンダー・ゲルマンさんによる企画展「『ポストグローバル』~がつくった漆器美術品、プリント、出版物~」が開催される。
ニューヨークと東京を拠点に活躍するデザイナーでアーティストのアレクサンダー・ゲルマンさんはグローバル化の後の時代を「ポストグローバル」と名付け、独自の概念とアプローチで構築された日本の技術と伝統にそのエッセンスが詰まっていると考える。同展では、日本の職人たちの知恵と技術を現代に生かし世界につなげようとするゲルマンさんの作品を多彩に展示する。
主な作品は、石川県の山中漆器職人とプロジェクトチームを組んで制作した「漆器のチェスセット」をはじめ、「金箔とプラチナ箔の駒と銀平文の黒漆器のチェスセット」「黒の漆を施した自転車」など。漆器のチェスセットが完成するまでの職人の仕事を捉えた写真集も紹介する。
開館時間は平日=11時~18時30分(土曜・日曜・祝日は10時~)。入場無料。7月16日まで。