KDDIグループで高速モバイル通信サービス「UQ WiMAX」を提供するUQコミュニケーションズは6月12日、羽田空港への鉄道アクセスの京浜急行空港線の駅構内と車両内でのエリア整備を完了した。
整備したのは、対象エリア外だった同空港に近い地下駅や地下走行中の車両などで、同サービスを利用できるよう4月より順次進めていた。4月26日に大鳥居駅、5月末までに天空橋駅・羽田空港国際線ターミナル駅・羽田空港国内線ターミナル駅での作業を終え、6月12日に本線の上大岡駅の地下部分を対象にすることで整備が完了した。
同線の地下区間を走る車両内でも通信が可能になる。同サービスの電波の直進性を生かし、駅施設からトンネル内に電波を発射して走行する車両内からのモバイルアクセスを可能にする(カーブ・高低差のあるトンネル、一部の長いトンネルなどを除く)。
交通機関でのサービスエリア拡充に積極的に取り組む同社。すでに国内の20以上の空港ターミナルと空港アクセス鉄道・バス車内などで、同サービスまたはWi-Fiサービスを提供しており、今後も主要交通機関の施設でのエリア拡充を進めるという。