京浜急行電鉄は7月1日、国内の特定5空港からANAで羽田に到着する旅客を対象に「羽得きっぷ」の販売キャンペーンを開始した。
同切符は、羽田~品川(泉岳寺)往復と羽田~横浜往復を、どちらも600円で販売するもの。通常運賃はそれぞれ800円と940円で、最大36.2%の割引になる。販売日から9日間有効。対象は、ANAで、伊丹・関西・神戸・岡山・広島の各空港から羽田空港に到着する旅客。
同社は、すでに旅行代理店のKNT、JTBを通じて、同割引切符を首都圏と一部地域を除く全国で販売している。出発前の各代理店窓口での事前購入が条件で、羽田到着後に購入はできない。
今回のキャンペーンはANAとパートナーを組み特定空港発の旅客を対象にすることから、羽田空港到着後も購入可能にした。希望する旅客は、ANAの搭乗半券を羽田空港駅で提示する。
対象出発空港のある地域と首都圏の間では、東海道・山陽新幹線や高速バスなどによる地上交通サービスが拡充し、航空会社との競合が進む。各社は旅客の獲得に積極的に取り組んでおり、同キャンペーンもその施策の1つ。
販売期間は8月31日まで(対象フライトも同日出発分まで)。