ルフトハンザA380に「東京」のネーミング-羽田就航は未定

ルフトハンザドイツ航空のエアバスA380型の1機が「東京」と命名された。© Photographer: Jens Gorlich - © CGI: MO CGI GbR

ルフトハンザドイツ航空のエアバスA380型の1機が「東京」と命名された。© Photographer: Jens Gorlich - © CGI: MO CGI GbR

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 ルフトハンザドイツ航空(独、LH)は1月24日、同社の日本就航50周年を記念し、保有するエアバスA380に「東京」と命名。成田国際空港で石原慎太郎東京都知事らを招き、式典を開催した。

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 同社はA380型機を昨年、成田路線に導入した。 同社の新しいフラッグシップ機として市場から評価を受けていることと同社日本就航50周年を記念し、さらに日独の友好条約締結150周年に合わせて、同型機の1つに「東京」のネーミングを与えたもの。同機の胴体前方に日本語とドイツ語で「東京 Tokio」の文字が描かれる。

 日本とドイツの航空交渉では、羽田空港とドイツの主要都市を結ぶ路線に両国の航空会社が直行便を運航できることで合意している。羽田空港の国際線ターミナルには総2階建ての同型機が発着できるゲートが用意されており、昨年10月には設備のチェックなどに実際にエアバス社のA380が飛来した。現在はまだ定期便の就航はないが、羽田空港関係者によると、「必要な手続きと準備を進めれば、いつでもA380の就航は可能」だという。

 同社の広報担当者は羽田線開設と「東京」機の羽田就航の可能性について、「東京と日本を重要なマーケットとして位置付けており、羽田空港の機能を高く評価し就航への意向もある。しかし現在運航可能な深夜早朝時間帯のスロット(発着枠)では就航の予定はない」とコメントする。

 羽田空港では2013年度以降、国際線発着枠を段階的に拡大する。それに合わせ欧米などへの長距離国際線の昼間時間帯の運航を可能にする方針が示されているが、定期便としていつ羽田に同「東京」機あるいは他社のA380機がお目見えするかは、現在のところ未定だ。

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