羽田国内線ビル、案内スタッフの満足度は90%超-利用者アンケート調査

羽田空港国内線第2ターミナル出発ロビー

羽田空港国内線第2ターミナル出発ロビー

  • 0

  •  

 羽田空港の国内線ターミナルビルを管理運営する日本空港ビルデング(大田区羽田空港3)は6月5日、2012年度の「お客様満足度調査」で第1旅客ターミナルが総合で73%を、第2旅客ターミナルが77%をマークしたと発表した。

[広告]

 同社が施設・サービス・商品などの利用者満足度の向上に向けて今年1月に実施したアンケート調査結果をまとめたもの。「施設」「案内サービス」「売店/レストラン・喫茶店」のカテゴリーについて寄せられた1890件の回答を集計した。平均75%の総合満足度は前年を1.5ポイント上回る結果。

 施設では「お手洗いの満足度」がターミナル別に第1が78%、第2が79%と、高い評価を得た。館内の案内表示はそれぞれ64%・67%の満足度を得たものの、「情報の探しやすさ」は47%・54%にとどまった。一方で専任の案内スタッフ「エアポートコンシェルジェ」を利用した場合には満足度がそれぞれ92%・91%と極めて高かった。

 売店・レストランのカテゴリーでは第1・第2共「売店」の満足度が向上し、それぞれ68%・64%となった。特に「レストラン・喫茶店」では8ポイントと大きく上昇した。

 回答者の利用状況ではフライト目的を「仕事」とした人が、両ターミナル共、52%。出発便利用者のターミナル滞在時間の平均は、第1が78 分、第2が85 分と前回同様1時間を超えた。到着便利用者は第1が31分、第2が33分だった。

 同社は調査結果について「従業員関連の項目の満足度が向上し、お客さまの声をもとに実施してきた改善活動の効果が見られた」とし、今後の課題として「『情報の探しやすさ』の改善により、ターミナルビル内の施設やサービスをより有効に利用してもらえるよう活動を続ける」とコメントした。

 同社は同アンケート調査を2004年から実施しており、今回が7回目。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース